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注目のアーティスト インタビュー・コメント

無邪気な爆弾小娘シンガー、櫻井里花。1stアルバム『ありがとうじゃ足りないよ』を全曲解説!!




 元スィートショップの近藤薫プロデュースのもと730日に1stシングル『短篇小説/ルーレットを回して』を発売し、デビュー。自身の誕生日である1116日に四谷天窓で行ったワンマン公演はソールドアウトを記録。その勢いを示すように、櫻井里花は125()に早くも1stアルバム『ありがとうじゃ足りないよ』を発売する。

 

  「歌が好きで、ただただ歌いたいから」という気持ちが彼女の歌の原点にあれば、その気持ちは今も変わらない。同時に、今の櫻井里花は「自分らしい色」を探している。今は、プロデューサーの近藤薫が提供する楽曲を歌いながら、今の自分よりも少し背伸びした物語へ染まり、そこから見えてくる「本当の自分らしさ」を探している。ギターを弾き語り歌うときの櫻井里花の姿も、とても印象的だ。感情と歌声と腕のストロークが重なりあい、気持ち揺れるままのライブがその場に生まれる。そのインパクトが強烈だから、一度彼女のライブへ触れた人たちがリピーターになるのかも知れない。

  このたび、櫻井里花が1stアルバム『ありがとうじゃ足りないよ』の全曲解説をしてくれた。以下に、その言葉をお届けしよう。

 

『タイムリミット』

 

  わたしのまわりには、すごい才能を持った人たちがいっぱいいます。その人たちと自分を見比べては、自信を失くして落ち込むこともあります。だけど、そんなわたしを信じてみなさんが支えてくれるから、わたしはこうやって進み続けられるのも事実です。自分一人で「駄目だ、駄目だ」と思っていると、まわりの風景さえ歪んで見えてしまうけど。わたしを支えてくれる人たちを信じてさえいけば、その景色はくっきりとしてきますし、真っ直ぐに突き進もうという気持ちにもなれます。タイムリミット(限界)など自分で決めずに進んでいこう。自分自身と向き合いながら前を向いてゆく気持ちを、わたしは『タイムリミット』を歌うたびに感じます。

 

『短篇小説』

 

  『短篇小説』は、暗い感情を歌にしたマイナー調の楽曲。激情するように声を張り上げ歌う面もあるように、表現するのが難しい歌。最後には前を向くけど、その気持ちへ辿り着くまでは深い海の底を潜り続けるような感覚でした。最初は真っ暗な感情という印象でしたが、歌い込むにつれ要所要所へ主人公の苦しい気持ちと言いますか、相手に対する未練を抱えながらも、それでも前へ進む想いなど、いろんな感情が入り交じっているのが見えてきました。しかもこの黒は、最初から闇のような黒ではなく、紫や灰色など、いろんな色(感情や経験)が入り交じったことで黒になったとも感じるようになりました。その気持ちを理解したうえで、わたしは叫ぶように歌っています。

 

Baby blue~くっついていたいよ~』

                

  わたしにとって『Baby blue~くっついていたいよ~』は、妄想の世界。わたしが普段からしている妄想の世界そのものが『Baby blue~くっついていたいよ~』には広がっていました。おかげで、ずっとニヤニヤしながら歌っていたのを覚えています。中へ、「どうして私を選んだの?」という歌詞が出てきます。そこを歌うたびに、「現実で恋愛をしたらこういうことを言うのかな??」と妄想をしながら、やっぱしニヤついています()

 

『ありがとうじゃ足りないよ』

 

  大好きな相手だからこそ、接してゆくに際しても、本来の自分と、相手に合わせたい自分という感情の狭間で心が葛藤してゆくこともあると思います。その気持ちの選択の仕方によって、この子は、大好きな人との時間は戻らないものになってしまいました。そこに届いた大好きな人からのメッセージ。そこでまた彼女の気持ちが揺れ動く、その様がとても切ないなと感じました。

  白い紙の上にスポイトで色水をポトンと落とすと、ジワッーと色が滲みながら広がるじゃないですか。シンプルな楽曲だからこそ、その上に感情を落としたときにも、その想いがジワジワと広がってゆく。『ありがとうじゃ足りないよ』を聞くときは、ぜひ目を閉じて、すべての感情をシャットダウンし、何も考えずに音楽だけに集中して聞いて欲しいなと思います。

 

『グレーのスーツのおじさん』

 

  品川にあるビルの25階のオフィスで働いているおじさんが、バーで働いている若い女の子に「ちゃんと就職をして、将来有望な彼氏をみつけなさい」と語る歌が『グレーのスーツのおじさん』になります。「わたし、こんなお店で働いたどころか、行ったこともないよ」と、最初はオロオロしていましたけど()。主人公の女の子が抱えている気持ちには、わたしも共感を覚える面が強くありました。

  わたしは今、大学4年生。まわりのみんなは就職など将来の安定した進路を考えているけど、わたしは自分の夢を追いかけたい。そこは、歌に登場する彼女と同じ気持ちのように、「じつはぜんぜん自分と遠くない話」なんだと、歌いながら思えるようになりました。ただ、MVの撮影は難しかったといいますか、わたし、生まれて初めて付け睫をつけ、濃いお化粧をしたように、こういう機会がなかったら一生出来なかった姿になれたことは良い経験にもなりました()

 

『ルーレットを回して』

         

  『ルーレットを回して』の特色は、一番と二番で歌詞の視点が変わってゆくこと。男性の気持ちと女性の気持ち、それぞれを先に歌詞へ記しながら、互いの感情が絡み合うことで楽曲として成立してゆく。聞くときにも、そこを感じてください。

 

WALK

  

  WALK』はめっちゃ前向きな曲です。わたしの好きな歌詞が、「守りたいものは何でしょう 壊したいものは何か」。ただ真っ直ぐに突っ走るのではなく、「自分の中で何が大切か」をしっかり持ってさえいれば、何でも抱え込むのではなく、不必要なものは切り捨てていけるし、自分がどう成長していけば良いのかもわかってゆく。その物事が良い方向へ行くのか悪い方へ進むのか今はわからなくても、確かな信念を持って歩き続けてさえいれば、結果「良い」になるという歌です。身に付けたものを持ち続けたい気持ちもわかりますけど、変わってゆくうえで、ときには捨てる勇気も必要だと思います。

 

『おつかれさん、また明日。』

 

  自分の中で何かをあきらめながら日々を過ごすことや、本当は何がしたかったのか、そんなことを考える瞬間って、みんなの中にもあると思います。わたしも深夜になると、そういう気持ちに襲われることがあります。先のことをあきらめ、今のまま進み続けるのか。自分で一つの区切りをつけ、新しい道へ飛び込もうとするのか。わたしは変わっていきたい人。後悔しないで進める道がどれかはまだわからないけど、やりたいと思った道へわたしは進みたいし。そうやって、明日を変え続けていきたいなと思います。

 

  櫻井里花にとって1stアルバム『ありがとうじゃ足りないよ』は、なりたい自分を見いだすための最初の道標となる作品。まだまだ成長過程のように、今はまだ角張った金平糖みたいだ。彼女の場合、角が取れて丸くなるのではなく、そのとんがりをもっともっと突き出そうしている。櫻井里花がこれからどんな色を描き出すシンガーになってゆくのか、楽しみだ。

 

 

TEXT:長澤智典

 

★映像★

 

◎「短篇小説」

◎「グレーのスーツのおじさん」

◎アルバム『ありがとうじゃ足りないよ』試聴音源

★音源情報★

 

『ありがとうじゃ足りないよ』

2018125日発売

品番:MIUZ-0095

発売日:2018.12.05

Labelmiuzic Entertainment

定価:2,000円(税別)

Produced by 近藤薫

【収録内容】

1.タイムリミット

2.短篇小説

3.Baby blue~くっついていたいよ~

4.ありがとうじゃ足りないよ

5.グレーのスーツのおじさん

6.ルーレットを回して

7.WALK

8.おつかれさん、また明日。

 

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アルバム『ありがとうじゃ足りないよ』特設サイト

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kaffy

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