楽器 トランペット

トランペット〜破壊と支配の愉悦とプレイヤーの人生観

2019年4月5日




トランペットという楽器はとにかく音が大きくて、日頃音楽を聴かない聴衆の耳にも届いてしまうというのが魅力でもあり難点でもあります。
トランペットが高音を外してすっこけると会場にいる全ての人に明確に伝わってしまう。
オーケストラや吹奏楽団でコンサートのために数ヶ月にわたって練習してきたのに、本番でトランペットが一発外せば、それまでの団体全体の努力が一瞬にして破壊されてしまう。
このプレッシャー私は好きです。

トランペットが目立つ部分はファンファーレにしてもコラールにしても総じてトランペットのセカンド以下、自分以外の金管はトップトランペットを支えてくれはしますが、それと同時に楽団の全金管のトップに君臨するに相応しいか否かと試されているようなものなのでこの楽器のトッププレイヤーは精神力も楽器の腕前も知らず知らずの内にかなり鍛えられます。

そういうところが嫌でトランペットパートにいながらトップは頑なに嫌がる人も多いですが、プレッシャーに打ち勝って決めたときの快感は他の楽器のプレイヤーでは味わえないと思います。

構造が単純でうまくなるためにはテクニックよりも気力と体力がものを言うというのも好きなところです。

世間ではプロ野球の応援と演歌の伴奏の楽器とか思われていますが、あれでなかなか人間力が最も鍛えられる楽器だと惚れ込んでおります。







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Muses - ミューゼス編集部

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