初めて買ったギター
思春期でお金のなかった私は、親から毎月貰うお小遣いを貯め、マイギターを手にした過去があります。
近所の中古店で買ったボロボロのギター。
弦は錆び、ペグは外れていました。
お値段なんと8,000円!
そんなボロボロな物でも、作曲をする上では重要な救世主である。
前置きはこの辺にしておきましょう。
いよいよ本題です。
楽器の演奏と作曲について
さて、プロのアーティストになる為には、できなければならない事が2つあります。
1つは楽器の演奏。
そしてもう1つは作曲です。
演奏はタブ譜を観ながら地道に練習をすれば、弾けるようになる。
しかし、作曲は違います。
こればかりは訓練してできるものかと問われると、「はい」とも「いいえ」とも答え辛い。
何故なら、作曲は感性やタイミングといった非常に抽象的な物からできる・できないが決まる事があるからです。
当然、私は作曲などそれまでにした事がありませんでした。
周りの友達にもしている人など1人もいません。
よって、誰にもやり方を聞く事ができません。
たったの一晩で1曲完成、その方法
しかし、そんな私でも、たったの一晩で1曲完成させる事ができました。
何故なら、アーティストになる夢を持ち続けていた私は、来る日も来る日も頭の中でステージに立つ自分を想像していたからです。
当然、頭の中で作ったオリジナル曲です。
私にとって作曲とは、その想像を形にする事でした。
大切な事は、どんな曲を歌いたいか、それを徹底的に考える事だけです。
メロディーなんかなくて良い
“こんな雰囲気の曲をやりたいな”
といった妄想ならば、きっとこれを読んでいる皆さんも1度はした事があるかと思います。
メロディーなんかなくて良い、とにかくその自分が思い描く雰囲気の曲をやっている自分を演じる事です。
親や兄弟がいる部屋ではそんな事はできないと思いますが、自分の部屋があれば、そこでそれはできます。
自宅の部屋のベッドをステージに見立て、存分に1人ライヴをやってみてください。
その雰囲気作りは作曲をする上での言わば土台です。
あとはギターでフレーズを弾けば良いだけ。
私は頭の中になっているフレーズを、あのボロボロのギターで再現しました。
そして出来上がりです。
まとめ
作曲するのに必要だったお金は、あのギターを買った8,000円のみです。
作曲などそれでできるのです。
難しく考えなくて問題ありません。
“こんな曲がやりたい”、そんな思いがあれば、すぐにでも、明日にでも、いや今日にでも曲を作る事は可能です。
頭の中でとにかくやりたいライヴの音を鳴らしてください。
それを形にする事が作曲です。
皆さんもその想像力を存分に鍛えてください。
ほら、目の前にあなたの曲を聴きたいお客さんが沢山いますよ!
ベッドに立ち、ライヴを行ってみてください。