米国サンフランシスコJ-POP サミット 2017- 驚きと発見と遊び心に満ちた「PLAYGROUND(遊び場)」を提供するスペシャルイベントに発展 -
米国カリフォルニア州サンフランシスコにて、 9月9日(土)~9月10(日)に、 アメリカで躍進中の日本ポップカルチャー見本市「J-POP サミット 2017」が開催された。 2009年夏にスタートし、 日本の最新ポップカルチャーを全米・全世界へ紹介するイベントへと急成長を遂げている同フェスは今年9年目を迎え、 サンフランシスコ湾を一望出来る風光明媚なフォート・メイソン・センターを会場として、 音楽ライブやファッション、 アニメ、 アート、 ゲーム、 フード、 IT・テクノロジー、 トラベルなど、 日本の「今」を体験しに訪れる参加者たちで大盛況となった。 また同期間に、 今年5回目となるサンフランシスコ日本映画祭が共催され、 総来場者数は約20,000人以上を記録した。
世界中で行われている日本カルチャーイベントのなかでも、 J-POPサミットは、 そのコンテンツのキュレーション・クオリティの高さに定評がある。 “音楽、 映画、 ゲーム(ARTS)”、 “フード&トラベル(EATS)” “テクノロジー・IT(INNOVATIONS)”の3つの柱を中心として、 多彩な日本文化を紹介するイベントであることが特徴。
特に今年は、 「国境、 人種、 性別等、 様々な境界線を越えた人々が一同に会し、 出展者も、 出演者も、 参加者も、 そしてスタッフも、 日本文化をワクワクしながら楽しみ学ぶ「遊び場」を皆で創造する」(Create a playground of diversion and discovery inspired by the wonders of Japanese pop culture.)ことをテーマとして、 1. Immersive Experience(リアルな没入体験)2.Hybrid Culture (越境カルチャー)をキーワードに、 スペシャルイベントとしての進化を加速。
従来型のコンベンションでは得られない、 驚きと発見と遊び心に満ちた「PLAYGROUND(遊び場)」を提供することを目指し、 アーティストのタカハシミツメヒロユキ氏によるメインビジュアルを中心とした会場全体空間設計、 世界的に著名なデザインファームIDEOによる巨大ビーチボール•シンセサイザーのインスタレーション導入のほか、 J-POPカルチャーを媒介として、 日米両国の各出展者・出演者による、 これまでに前例のないJ-POPサミット限定の50を超えるボーダレスなコラボレーションが生まれ、 来場者を驚かせた。
まず、 ARTSカテゴリにおいては、 例年大人気のJ-POP LIVEステージでの日本のエンタテイメント業界を代表する豪華ゲストのラインナップが実現。 May’n、 BAND-MAID、 東京ゲゲゲイ、 ベイビーレイズJAPAN、 YANAKIKU、 井上あずみ&ゆーゆ、 LINQ OGが超満員の聴衆から大歓声を浴び、 サミットのクライマックスには、 全ゲストと観客で一緒に1曲を歌うJ-POP SING ALONGも実施された。 ご当地キャラのきゅーびー、 クロロ&ゆめな、 いいにゃんも会場に花を添えた他、 ミッツ・マングローブやデザイナーのタカハシミツメヒロユキ、 浜崎健、 けん玉プロのず~まだんけ、 Jake Wiens等、 バラエティー豊かなゲストが参加した。 また、 出演ゲストの多くは、 出展企業とのコラボを通じて、 J-POPコンテンツの新たな活用の可能性を提案。 また、 ゲイカルチャー発祥の地であるサンフランシスコならではの“J-POPクイーン ドラァッグ コンテスト”では、 日本からミッツ・マングローブが審査員を務め、 地元のゲイコミュニティからも圧倒的な支持を受けた。 さらに今年は、 日米で人気を博している“剣玉”とストリートカルチャーにフォーカスを当て、 日本の剣玉ダンスユニット“ず~まだんけ”、 米国剣玉界を代表する剣玉パフォーマーのJake Wiens等によるエクシビションマッチも実施された。
そして、 同サミットと共催するサンフランシスコ日本映画祭では、 女優の桃井かおりが監督作「HEE」のUSプレミアを行うとともに、 日本映画人としての国際的な活躍と貢献を讃える『名誉賞』を授与され、 J-POPサミットにおいて受賞セレモニーが開催された。 また、 『怒り』の李相日監督、 『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督も同映画祭に招聘され、 満員の観客席から絶賛を浴びた。
EATSカテゴリーでは、 日本の食と観光にフォーカスをあて、 日米を代表する5店舗が出展した“ラーメンサミット”、 および毎年恒例となっている“酒サミット”が開催され、 「本物の味」を求める人々で長蛇の列ができ、 売り切れが続出するほどの活況を呈した。 また、 日本向けインバウンド専門広告代理店グローバルデイリー社が手掛けた、 日本への旅を疑似体験させる「JAPANKURU VIRTUAL TRIP」など、 様々な日本へのインバウンドコンテンツの充実化が図られ、 日本への旅行に興味を持つ参加者たちで大いに賑わいを見せた。
そして、 INNOVATIONSカテゴリにおいては、 テクノロジー・ITの世界の中心であるというサンフランシスコならではの地の利を生かし、 併設イベント“インタラクティブ・サミット”が開催された。 JETROサンフランシスコ事務所及びニフティの全面的なバックアップのもと、 インタラクティブ技術を生かした「PLAYGROUND(遊び場)」の創造をテーマとして、 日本の最新テクノロジーに楽しみながら触れることができるSHOWCASE(展示)、 シリコンバレーと日本を繋ぐSESSION & MEET-UP(アイデアソンやミートアップ等)などによる、 テクノロジーとカルチャーを、 そして、 文化とビジネスを繋ぐ新しい試みが大いに注目を集めた。 加えて、 米国で人気のライブストリーミングプラットフォームTWITCHによる実況動画中継も実施された。
大きな変化を遂げ大盛況だった今年のJ-POPサミット。 世界で一番注目を集める都市の一つであるサンフランシスコに、 より多様な視点から日本の新しい波を運ぶという、 これまでにないコンセプトを持っており、 米国における日本のポップカルチャーの新たな流れを創り出している。
・J-POPサミット(J-POP SUMMIT)
http://www.j-pop.com/
・サンフランシスコ日本映画祭(Japan Film Festival of San Francisco)
http://jffsf.org/
<本件に関するお問い合わせ先>
J-POP SUMMIT2017 実行委員会
info@j-pop.com